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武蔵野美術大学油絵学科2016
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絵の力広がる可能性
油絵学科│油絵専攻
西田純「para balloon」(4年Aコース)油彩、キャンバス H130.3 × W194cm 2016
油絵学科
油絵専攻
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さまざまな美術表現が渦巻く現代においても、私たちは、絵画の持つ想像力が依然としてパワーを持ち続けていると考えています。思考や造形力だけでなく、身体性、社会性が加わった絵画は、歌やダンスや物語と同じように、人間の原初的な行為として私たちを楽しませ、時には励まし、世界の広がりを支えています。油絵学科ではそのような身近なところから広がっていく絵画の世界が、現代社会に与えるインパクトについて考え、その可能性を探っていきます。
[油絵専攻]表紙作品:森田可子「EAT」(4年 Aコース)油彩、キャンバス H190 × W190cm 2016
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絵を描いていく上でさまざまな素材や技法に出会い、それらの歴史的な事実を学び、自分と真摯に向き合うことによって、はじめて私たちは「未知の絵画」を発見するのではないでしょうか。またそこから派生していくさまざまな表現方法、たとえば立体、インスタレーション、映像、パフォーマンスなども表層的なものではなく、切実な自己表現のひとつのかたちとして生まれてくることに大きな意味があります。絵画という重要な核を持つことで、私たちの研究心と好奇心は未知の世界へとつながっていきます。
未知の絵画未知への表現
油絵学科│油絵専攻
油絵学科
油絵専攻
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中村葵「マールスの日」(4年Bコース)映像、6分 28秒 2016
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仙波歩「路傍」「部屋」「部屋」(4年Aコース)油彩、キャンバス すべて H80.3 × W100cm 2016
油絵学科│油絵専攻
油絵学科
油絵専攻
油絵専攻Aコースまず表現対象と真摯に向き合うことが求められます。ものを良く見ることは自分自身を見つめるということでもあります。実際の形から派生するイメージの変容・構造など今日的な具象絵画の可能性を追求していくコースです。
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油絵専攻Bコース絵画とはなんだろう? 何かを描いたり表現したりすることの根本的な意味を考え、捉えなおすことが大きなテーマです。絵画を中心にしながら、立体、インスタレーション、映像、パフォーマンスなど、さまざまな表現の可能性を探っていきます。
石川遼「散歩」(4年Bコース)油彩、パステル、グラファイト、色鉛筆、パネル H100 × W80.3cm 2016
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油絵学科
油絵専攻 版画専攻
油絵学科│油絵専攻・版画専攻
絵画組成
絵画組成授業内容
1学年 講義と実習による授業 2学年 実習、制作を主とした授業
[技法・材料についての講義]・ 油彩画の構造ー材料、技法についての講義 ①支持体 ②各種地塗り ③描画法 ④画溶液について ⑤油絵具の組成と特性
・ 水性絵具について ①テンペラ絵具の組成と特性 ②描画法 ③アクリル絵具の組成とその他の絵画材 ④水彩画、フレスコ画法概説
・ 技法史 ①テンペラ技法 ②イタリアルネッサンス絵画技法 ③北方ルネッサンス絵画技法 ④ヴェネツィア派技法 ⑤フランドル派技法 ⑥17世紀以降の絵画技法
・ 絵具材料の有害性と法規制について
・ 絵画諸材料に関しての講義と油絵具制作実習・ 水性地と半油性地の制作実習・ ヴェネツィア派の実際・ フランドル派の実際
選択授業・ テンペラ画制作
3学年 各クラス毎の技法研究集中ゼミ
・ 古典技法の研究 ①テンペラ技法 ②イタリアルネッサンス絵画技法 ③北方ルネッサンス絵画技法 ④フランドル派技法 ⑤ヴェネツィア派技法
・ 近代、現代作家技法の研究 ①下地の研究、下層描き、彩色法、絵具材料 ②新造材の研究、描画用液の研究、表現の研究
絵画組成室は「何を」「何に」「何で」描くかをサポートする場です。
絵画を構造的な側面から考察・研究するために1年生から3年生まで絵画組成の授業があります。また、絵画組成の専用教室である「絵画組成室」の充実した設備は、授業以外でも利用可能です。
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油絵学科
油絵専攻 版画専攻
油絵学科│油絵専攻・版画専攻
絵画を重層的に学ぶ
油絵学科
※3年進級時に油絵専攻・版画専攻それぞれに専攻変更が可能です。
■ 基本4版種 ・ 銅版 ・ リトグラフ ・ 木版 ・ シルクスクリーン
■ 写真/デジタル表現■ 絵本、イラストレーション■ インスタレーション、プロジェクト系
絵画組成
支持体作成、画溶液作成、技法研究(カマイユ、テンペラ、混合技法、金箔、フレスコ、モザイク)
油絵専攻版画専攻
共通授業
多様な具象絵画の可能性を追求する。
Aコース
絵画を中心にしながら、さまざまな表現の可能性を探る。
Bコース
ムサビの油絵学科は油絵専攻、版画専攻の2つの専攻で成り立っています。それぞれが独立した入試(併願も可能)を行っていますが、1・2年では共通授業も数多く行われます。さらに、3
年進級時に希望すれば専攻変更が可能です。また、絵画組成の授業では、基礎課程・専門課程を通じて絵画
を物質的にとらえ、さらに西洋の古典技法などの絵画技法史を学ぶことで、学生それぞれの表現の充実をはかっています。油絵学科のカリキュラムの中では、油絵、絵画組成、版画を軸に自分自身の表現を重層的に学ぶ環境が整っています。
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入学から卒業まで
造形総合科目 ●●自らの専門分野だけではなく、造形の各分野を広く学ぶための授業科目であり、すべての学生が専門とは異なる領域の授業と他学科が開設する科目を自由に選択する授業があります。学科の枠を越えて幅広い交流の中で新しい表現の可能性を模索していきます。
選択課題 ●油絵専攻の授業の特徴は、基礎過程でありながらほとんどが「選択課題」であるということです。テーマに沿って各教員から出されたいくつかの課題の中から、学生が自由に選択して授業を受けます。この課題のなかには基本的な内容からジャンルを越えた新たな表現まで、様々な内容が盛り込まれています。油絵学科全体での選択授業。
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出願期間=2017年1月6日[金]→1月17日[火]募集人員=14名
募集人員=9名 募集人員=5名
出願期間=2017年1月6日[金]→1月17日[火]
2017年2月5日[日]/6時間 300点2017年2月3日[金]/6時間
2017年2月4日[土]/6時間300点
2017年2月20日[月]2017年2月20日[月]
[併願について]同一専攻であれば一般方式、センターA方式のどちらも専門試験(デッサン/油絵)は共通です。同一学科専攻を両方式で併願することができます。※1 英語(コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・英語表現Ⅰ)、フランス語から選択。フランス語を選択する場合は「大学入試センター試験」での得点を用います。※2 6教科28科目のうち受験した科目の中で得点の良い2教科2科目を用います。詳細は大学募集要項をご覧下さい。
油絵学科│油絵専攻・版画専攻
油絵学科
油絵専攻 版画専攻
2017年度油絵学科入学試験
油絵専攻・版画専攻ともに、一般入試においては一般方式およびセンターA方式(学科試験を大学入試センター試験で受験)実施します。また公募制推薦入試も実施します。入学定員(油絵専攻120名、版画専攻20名)に変更はありません。センター A方式、公募制推薦入試は、一般方式から少し門戸を広げ、様々な角度から埋もれた才能や可能性を発掘し多様な人材を見いだそうというものです。これらの入試を導入することで美術の持つ力や可能性を広げることを油絵学科は目指しています。
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2016年10月14日[金]~10月26日[水]出願期間=2016年10月27日[木]~11月15日[火]
2016年11月11日[金]
2016年11月20日[日]
2016年11月25日[金]
2016年11月26日[土]~12月2日[金]
2016年12月22日[木]選考は 1日で行います
2016年12月26日[月] 2016年12月26日[月]
2016年12月23日[金]実技作品+ポートフォリオ
2016年12月23日[金]実技作品+ポートフォリオ
2016年12月22日[木]/6時間
募集人員=油絵 :15名/版画 :3名 募集人員=版画 :3名(前期合格者は除く)
(web)
(後期)(前期)
実技(デッサン 3時間)+
ポートフォリオ+面接
入試の詳しい内容について2016年6月発行の入学試験ガイド、またはhttp://www.musabi.ac.jp/prospective/でご確認ください。油絵専攻 http://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/pa/版画専攻 http://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate/pm/ もご利用ください。入試に関する質問は入学センター TEL: 042-342-6995 Email: [email protected]まで
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センター A方式については、昨年度から6教科28科目のうち得点の良い2教科2科目の学科の点を用いる事ができるようになりました。得意な学科がある人はチャレンジするといいでしょう。また公募制推薦入試は、例えばとにかく絵が好きで好きで普段からたくさん描いているけれど制作に大変時間がかかってしまう人などが対象となるかもしれません。このように油絵学科では多面的な入試制度により、多彩な学生を募集しています。いくつかの入試は併願可能で受験生それぞれの長所を活かすことができる入試制度となっています。
油絵専攻 版画専攻入学定員 120 20
募集人員 一般入試 105一般方式 (75)センターA方式 (30)
14一般方式 (9)センターA方式 (5)
公募制推薦入試 15 6(前期:3、後期:3)
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油絵学科
油絵専攻 版画専攻
油絵学科│油絵専攻・版画専攻
編入学(3年次・2年次)試験(油絵専攻・版画専攻共通)
ここ数年で以下のような様々な大学(専門学校)から編入生を迎えています。
油絵学科ではさらなる多様な個性や多彩な表現を求め、3年次編入試験を実施しています。これにより一般入学生と編入生がお互いがお互いの刺激となることを意図しています。今年度からは2年生から学びたい受験生への要望に答え、2年次編入学を導入します。※1 ※2
大分県立芸術文化短期大学から編入 伊藤美緒さん
武蔵野美術大学通信教育課程、女子美術大学、東京造形大学、日本大学、多摩美術大学、京都嵯峨芸術大学、京都大学、千葉大学、大分県立芸術文化短期大学、桐生大学短期大学部、札幌大谷短期大学、産業能率短期大学、女子美術大学短期大学部、比治山大学短期大学部、有明工業高等専門学校、大邱カトリック大学校、国立台北芸術大学、寧波大学科学技術学院、日本フラワーデザイン専門学校、九州造形短期大学
出願期間=2016年11月1日[火]~11月15日[火]
編入学( 3年次・2年次)試験
2016年12月19日[月]
2016年12月20日[火]
2016年12月26日[月]
2017
※1 出願資格は3年次編入学と同じ条件を満たす必要があります。※2 出願のパターンは「3年次のみ」「2年次のみ」「3年次・2年次併願」のパタ-ンがあります。 「3年次・2年次併願」の場合は2年次を第一志望にすることはできません。
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大学院美術専攻 油絵コース
美術専攻 版画コース
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油絵コースでは、大学の4年間で習得したものを専門的に深く探求し、各自が作品のレベルアップを目指します。また、担当教員とともに、作品の問題点や方向性を専門的・具体的に考えていくのも大きな特徴です。具象的作品から抽象的作品、近年は現代美術を志向する学生も増加し、アトリエは意欲的な作品
に溢れています。大学院は、作品を介して初めて会話が成り立ち、批評が成り立つ世界です。学生にとって、画家や美術家になるための重要な時間であり、作品と格闘し、芸術や世界を考えることで、そのステップを一歩一歩進んでいきます。
版画コースは、伝統的な技法から写真やCGを取り入れた表現媒体を介して、学生それぞれのテーマを大切にしつつ、創造的な世界を拡大していきます。さらに「版」を手段とした個の表現を確立し、現代美術を意識した絵画的領域も出現しています。
凸・凹・平・孔の4版種の工房には、大型版画に対応する設備があり、版種の持つ原理原則をもとに、版表現に可能性を求めて制作研究を行うことができ、ここから次世代を担う表現者、研究者を育成することを目標としています。
大学院造形研究科 博士後期課程作品制作研究領域・環境形成研究領域・美術理論研究領域の3つの研究領域から成り、それぞれの領域を極めるための横
断的な制作・研究環境を整えています。
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油絵学科
油絵専攻 版画専攻
油絵学科│油絵専攻・版画専攻
制作・講評の様子油絵専攻
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版画専攻
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油絵学科
油絵専攻 版画専攻
油絵学科│油絵専攻・版画専攻
国際交流
Art & Communication I・Ⅱ英語によるコミュニケーション能力の向上、また自作品や、他作品の英語での解説を通して、自作及びアートに対する理解をより一層深める事を目標とする授業です。アーティストインレジデンスで日本に滞在している外国人アー
ティストや、その運営に関わってきた人を招いて授業を展開していきます。
大学全体で始まったグローバル人材育成プログラムと連動させながら、海外からの訪問教授招聘や国際交流プロジェクトなど 様々な国際交流の機会が用意されています。また、油絵
学科でも英語によるコミュニケーションを重視した授 業(ex.
海外アーティストと英語でディスカッションを行うゼミ)が順次開講されています。
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油絵学科の油絵専攻と版画専攻、そして彫刻学科、日本画学科が共同で開く授業です。ここでは、言語も一つの素材と考え、英語によるコミュニケーションを通じて作品制作に取り組みます。
授業科目の一環として、国内外のそれぞれの領域で活躍する専門家を訪問教授として招き、講義や講評会という形式で、特別授業が開講されています。これまでにも著名なアーティストやデザイナーの講演や講評会、公開シンポジウムなどが多彩に行われています。また、テーマを設定したワークショップや、学科の枠を超えた合同制作・講評会などの、実験的な試みもなされています。
昨年度、遠藤彰子教授がパリ国立高等美術学校(エコール・デ・ボザール)に招聘され、それに合わせて本学大学院の学生5名が参加するプロジェクトが実施されました。このプロジェクトでは遠藤彰子教授作品のジグレー版画による展示と両学校の学生作品が合同で展示されたほか、墨を使用したワークショップや講演会が行われました。作品展示やワークショップでのコミュニケーション、美術館や博物館の見学を通じて、国際舞台での視野が広がる活動となりました。
Fundamental Subjects for Art and Design
訪問教授
パリ・ボザール協定校プロジェクト
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ムサビの版画は、銅版・リトグラフ・木版・シルクスクリーンという4版種の工房ごとの制作を基本にしながら、絵本やイラストレーション、写真、映像、立体など、あらゆる複数メディア表現へと展開する可能性を視野に入れた指導体制となっています。たとえば、大型石版石によるリトグラフ制作や、美術館・図書館の収蔵品を活用した解剖図譜の閲覧、浮世絵やばれんづくりなどの講義を通して、積み重ねられた版画の『伝統』に真正
面から向き合うこと。一方で、デジタル印刷技術や写真実習、木口木版、絵本などの技法演習や、版画を起点としたインスタレーション・プロジェクト型作品など『現代』の美術表現への展開と実践。『伝統』と『現代』を見据え、ふたつの版画の方向性を連動させながら学ぶ学部4年間・大学院では、厚みのある充実したカリキュラムと制作環境が実現されています。
ムサビの版画/伝統と現代油絵学科│版画専攻
油絵学科
版画専攻
写真映像
デジタル媒体等
絵画
絵本イラストレーション
美術・デザインにおける『版画』の領域
版画インスタレーションプロジェクト系
マルチプル(ex.3Dプリンター)
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版画の面白さは、版をつくったり、紙に刷ったりする制作過程での様々な体験を通して、新たな表現の可能性に出会い、各自の個性を再発見してゆくことにあります。1・2年次の体験的な授業を経て、3年次からはより専門的に、銅版、リトグラフ、木版、シルクスクリーンのそれぞれの技法を学びながら、自分に適した版種をひとつ選択して深化させながら学びます。もちろん、版種をまたいだ制作や、他の複数メディア表現への展開も可能です。
ムサビの版画/多様な展開へ油絵学科│版画専攻
増田陽太「馬」 レシート サイズ可変 2015、「鰐」 クラフト紙 D350 × H37.5 ×
W155cm 2015、「カメ」「カメ -展開図」他、10点 リトグラフ 2016
所彰宏「marble」 モノタイプ サイズ可変 2015
油絵学科
版画専攻
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村上早「ふるえ」 銅版画 H119 × W171 cm 2015
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[版画専攻]表紙作品:手賀彩夏「水のこころ」リトグラフ サイズ可変 2015
武蔵野美術大学油絵学科2016