油絵学科 - 武蔵野美術大学油絵専攻 アドミッション・ ポリシー...

of 38/38
学科理念・教育目標 今の時代ほど芸術が必要とされている時代は、かつてなかったと言ってもよい でしょう。たしかに現代はいろいろな面で豊かになり、便利になっています。 情報やものが溢れ、その欲望はとどまるところを知りません。その一方で、不 安はふくらみ、社会の矛盾と混乱は今まで以上に増大しています。このような なかにあって、芸術はどのような役割をもつのでしょうか? 芸術はそうした問題の直接的な解決手段になるわけではありません。芸術は、 むしろそれらの問題 からもっと根源的なところまでさかのぼり、もうひとつの 違ったやり方、もうひとつの違ったリアルさをさし示すのではないでしょうか。 絵もそのひとつです。それは、虚構で、夢や空想に近いものかも知れませんが、 現代という時代を反映しています。「欲望」や「不安」や「希望」を反映して います。それらに共感することで私たちは今 “ここに生きている” ことを実感 するのです。その意味で、絵は、私たちのありのままのすがたを映し出す “鏡” にほかなりません。いつの時代にも、かたちを変えながら存在し続け、問題が 山積する現代でこそ、その意味を発揮するのだと思います。 絵を描くことは、単に造形の領域にとどまるものでもありません。絵を描く ことで、そのなかにもうひとつの世界を見つけることが可能です。そのように して私たちは想像の世界と現実の世界を行き来し、この世界にいる自分を発見 するのです。油絵学科に入って絵を描くことには、そのような意味が含まれます。 では油絵学科は具体的にどんな学科なのでしょう。私たちの科は、絵画を中 心とし、そこから派生するさまざまな分野にも、表現の可能性として目を向け ていく科です。ですから、絵を描く人はもちろんのこと、インスタレーション、 パフォーマンス、映像などさまざまな制作をする人が集まっています。 その特徴は、一言でいえば、「多様性」です。美術の価値判断はけっしてひ とつではありません。さまざまな考えをもった学生がいて、それぞれが自分の 方向性を見つけようとしています。私たちはそのことを最も大切にしていきた いと考えています。 普段の対話や講評会を通じてちがった考えを知り、自分の位置や方向を見い だすことが重要です。作品を通してのそうした話し合いこそが、美術を狭い枠 に閉じ込めないで、社会との「共生」や「つながり」をつくる第一歩になるの ではないでしょうか。それは同時に、美術が本来もっている豊かさや、人と世 界をつなぐ力を認識する第一歩にもなります。 まず絵を描く。そこから画家になる、美術家になる、版画家になる、美術教 師になる、映像やアニメをやる、音楽をやる、農業をやる、料理家になる、ふ つうの人になる、その他数えきれないほどの「社会とのつながり」が生まれて くるでしょう。そこに出ていくための、最も基本的(根源的)なもの、 そのひとつ が絵を描くことにほかならないのです。 このように、絵画を重層的にとらえ、あらゆる可能性を追求していこうとい うのが油絵学科の今の姿です。創作活動をつうじてそれぞれの学生が社会性 を獲得し、広い意味での「表現者」となることを望んでいます。 油絵学科 60
  • date post

    13-Jun-2020
  • Category

    Documents

  • view

    1
  • download

    0

Embed Size (px)

Transcript of 油絵学科 - 武蔵野美術大学油絵専攻 アドミッション・ ポリシー...

  • 学科理念・教育目標 今の時代ほど芸術が必要とされている時代は、かつてなかったと言ってもよいでしょう。たしかに現代はいろいろな面で豊かになり、便利になっています。情報やものが溢れ、その欲望はとどまるところを知りません。その一方で、不安はふくらみ、社会の矛盾と混乱は今まで以上に増大しています。このようななかにあって、芸術はどのような役割をもつのでしょうか? 芸術はそうした問題の直接的な解決手段になるわけではありません。芸術は、むしろそれらの問題 からもっと根源的なところまでさかのぼり、もうひとつの違ったやり方、もうひとつの違ったリアルさをさし示すのではないでしょうか。 絵もそのひとつです。それは、虚構で、夢や空想に近いものかも知れませんが、現代という時代を反映しています。「欲望」や「不安」や「希望」を反映しています。それらに共感することで私たちは今 “ここに生きている” ことを実感するのです。その意味で、絵は、私たちのありのままのすがたを映し出す “鏡”にほかなりません。いつの時代にも、かたちを変えながら存在し続け、問題が山積する現代でこそ、その意味を発揮するのだと思います。  絵を描くことは、単に造形の領域にとどまるものでもありません。絵を描くことで、そのなかにもうひとつの世界を見つけることが可能です。そのようにして私たちは想像の世界と現実の世界を行き来し、この世界にいる自分を発見するのです。油絵学科に入って絵を描くことには、そのような意味が含まれます。 では油絵学科は具体的にどんな学科なのでしょう。私たちの科は、絵画を中心とし、そこから派生するさまざまな分野にも、表現の可能性として目を向けていく科です。ですから、絵を描く人はもちろんのこと、インスタレーション、パフォーマンス、映像などさまざまな制作をする人が集まっています。 その特徴は、一言でいえば、「多様性」です。美術の価値判断はけっしてひとつではありません。さまざまな考えをもった学生がいて、それぞれが自分の方向性を見つけようとしています。私たちはそのことを最も大切にしていきたいと考えています。 普段の対話や講評会を通じてちがった考えを知り、自分の位置や方向を見いだすことが重要です。作品を通してのそうした話し合いこそが、美術を狭い枠に閉じ込めないで、社会との「共生」や「つながり」をつくる第一歩になるのではないでしょうか。それは同時に、美術が本来もっている豊かさや、人と世界をつなぐ力を認識する第一歩にもなります。 まず絵を描く。そこから画家になる、美術家になる、版画家になる、美術教師になる、映像やアニメをやる、音楽をやる、農業をやる、料理家になる、ふつうの人になる、その他数えきれないほどの「社会とのつながり」が生まれてくるでしょう。そこに出ていくための、最も基本的(根源的)なもの、 そのひとつが絵を描くことにほかならないのです。 このように、絵画を重層的にとらえ、あらゆる可能性を追求していこうというのが油絵学科の今の姿です。創作活動をつうじてそれぞれの学生が社会性を獲得し、広い意味での「表現者」となることを望んでいます。

    油絵学科

    60

  • 油絵専攻

    アドミッション・ポリシー

    油絵学科油絵専攻では絵画を中心にさまざまな表現の可能性を探り、広い意味での美術に真摯に向き合うことで、美術作家や美術教育者、またそれに準ずる多様な表現者を育成することを目的としています。特に歴史的な側面からとらえた絵画の継承と発展を軸にしながら、絵画の現代性を模索し、立体、インスタレーション、映像、パフォーマンスなどの表現まで視野に入れた美術の可能性を追求します。そのため入学者には、絵画およびデッサンの基本的な技術を有し、主体的に作品制作ができる意識と能力が求められます。また国語、英語の基本的な能力を持ち、特に日本語で自らの考えを明確に表現できることも重要です。さらに美術史や美術の構造だけでなく、美術と社会との複雑な関係にも興味を持ち、意欲的に制作・研究する姿勢が望まれます。

    カリキュラム・ポリシー

    全体 油絵学科油絵専攻では以下のような方針に基づいてカリキュラム(教育課程)を編成しています。

    ◯ 油絵学科油絵専攻は美術作家をはじめとする広い意味での表現者の育成を目的としているため、基礎課程においても専門課程においても、まず学生自らが主体的に授業に参加できるようにカリキュラムが編成されている。

    ◯ 1、2年次基礎課程においても画一的な基礎を学ぶのではなく、個々の表現に必要な基礎を主体的に学ぶことができるように、選択課題を中心に編成する。カリキュラム全体の流れのなかで設定された授業概要をもとに、美術作家でもある担当教員がそれぞれの特性を反映させた選択課題を設定し、それを学生自らが選び取るところから授業をスタートさせる。

    ◯ 3、4年次専門課程では自由制作を中心としたカリキュラムとし、学生の主体的な興味がすべての始まりになるような自由な環境の中で、制作者としての自覚を養う。

    ◯ 本専攻の大きな特徴でもある絵画組成の授業では、基礎課程・専門課程を通じて絵画を物質的にとらえた技法材料を学び、さらに西洋の古典技法などの絵画技法史を学ぶことで、学生それぞれの表現の充実をはかる。

    ◯ 通常授業と平行して、フレスコ、テンペラ、モザイク、水彩、立体、映像などの特別授業を「複合表現ゼミ」として設け、特化された技術的な側面から、多角的でより深いスキルを学ぶ。

    ◯ 基礎課程における造形総合科目は、専門分野以外の科目を幅広く学び、柔軟に基礎を学ぶ機会を設ける。

    1年次 「みること、描くこと、それらの問い直し」1年次のカリキュラムでは、ものをみること、あるいは何かを描くことの問い直しとしての基礎に重点をおいた授業がおこなわれます。一口に基礎といっても学生それぞれで捉え方に大きな違いがあります。例えば静物や人体をじっくり観察し、それらを描くことからさまざまな絵画の基礎を学ぶというのは重要なことですし、浮かんでくるイメージをドローイングしてみることや、あるいは自分自身と自分の絵について、自分のことばでじっくり考えてみることも同様に重要な基礎のひとつです。いずれにしてもそこには「描くことって何だろう ?」といった問い直しがあるはずで、画一的な基礎造形観のみではそれに対応することはできません。

    2年次 「客観的な視野から」 2年次ではより視野を広げ、客観的に自分の作品や「絵画/美術」をとらえ直すことが求められます。もちろん作品を制作する上で、主観的な視点が最も重要であることはいうまでもありません。しかしこの時期にあえて客観的な視点を意識することは、単に視野を広げるだけでなく、「自分らしさというものについて改めて考えるきっかけにもなるでしょう。

    61

  • 3年次 3年次からは1、2年次のような課題がなくなり、学生の自発的な制作からすべてがスタートします。個々の作品は同じ教室の学生や教員の批評にもまれながら独自のものとなっていきます。また夏季休業あけに、油絵版画両専攻の3年生全員が作品を展示して、全教員がそれぞれ選出した作品に賞を与えるコンクールを行い、自身の制作と作品を発表することとの相互関係を問い直します。3年次からは、Aコース、Bコースの2コースに別れ、専門的な表現活動の準備段階に向かいます。[Aコース]ものをよく見ることは自分自身を見つめるということでもあります。そこから派生するイメージの変容・構造など、個人から生み出される絵画の課題や可能性を追求します。[Bコース]絵画とは何だろう?その根本的な意味を考え、絵画・立体・インスタレーション・映像などさまざまなジャンルを柔軟にとらえ、美術に対する考えを深めていきます。

    4年次 4年次は後半の卒業制作にすべてが集約されています。それは4年間の集大成といった意味だけでなく、学生から自立した美術作家/表現者としての重要な第一歩であるからにほかなりません。これまで養ってきた表現力を結実させて作品を制作・展示し、社会に対して開かれた状況のなか、ひとりの制作者としての自覚と責任が問われます。

    ディプロマ・ポリシー

    油絵学科油絵専攻では以下のような学生に学位を与え、卒業認定をします。

    ○ 基礎課程、専門課程を通じて主体的に作品制作に取り組み、学生それぞれの可能性を真摯に探求することで充実した自己表現を獲得する。

    ○ 作品制作の中から派生したさまざまな表現を模索することで、美術作家、美術教育者、広域の表現者として活動していく基盤を身につける。

    ○ 西洋美術のみならず、東洋美術、日本美術などにも幅広く理解を深め、歴史的背景をふまえた美術史と自己表現との関わりについて独自の視点を持つ。

    ○ 美術と社会との複雑な関係性を見据えながら作品制作・研究を行い、美術そのものの理解を深めるだけでなく、社会のなかで美術の発展的なあり方に関わっていく意識を身につける。

    62

  • 版画専攻

    アドミッション・ポリシー

    版画の技法習得はもちろん、何をどう描くのか、なぜ描くのかといった絵画表現の本質までを見極めながら、作品という自己実現によって社会に広く、発信してゆくことが出来る表現者を育成することを目指す。個の創造領域においては多様で自由な発想を駆使しながらも、工房という公共空間での他者との交流の中では、一定の規範を尊重しつつ、制作上の相互扶助を実践し、より豊かな人間性と社会性を養うことが可能な人材を広く求める。

    ○創造の本質を問いながら、版画を出発点に独自の自己表現を追求できる人。○ 進取の精神をもって失敗を恐れず、版画のさらなる可能性を求めて挑戦を

    続ける人。○ 幅広い視野を持ちながら専門性を深め、表現者としてだけでなく、社会人

    としても自立し得る人。

    カリキュラム・ポリシー

    全体 版をつくったり、紙に刷ったりする版画の制作過程での様々な体験を通して、新たな表現の可能性に出会い、学生一人一人の個性を再発見することを目指す。1、2 年次での体験的な授業を経て、3 年次からはより専門的に、銅版・リトグラフ・木版・シルクスクリーンのそれぞれの技法を学びながら、自分に適した版種を選んで主専攻とする。一方で、版種をまたいだ制作や、他の複数メディア表現への展開も可能とする。

    1年次 最初の授業では『デッサン』と『版画』を連動させながら集中的に制作することによって、『版で描く』という感覚体験の第一歩とし、その後、継続して基礎的な版画技法について幅広く学ぶ。

    2年次 版画の基礎的な技法演習を継続しつつ、油絵学科としての多様な選択制のカリキュラムを受講することで、幅広い視野の中で表現者としての素養を習得する。

    3年次 前期に銅版・リトグラフ・木版・シルクスクリーンそれぞれの集中講義を受講したのち、主専攻となる版種を選択し、後期以降、各工房において、より高度な専門性を追求しながら、自由なテーマのもと制作を進める。

    4年次 3年次までの経験を通して体得した、表現者としての柔軟で幅広い造形力をもとに、学生各自が真摯に卒業制作に取り組むことによって、版画の新しい地平を切り開くような意欲溢れた、作品制作を実践する。

    ディプロマ・ポリシー

    版画の歴史が積み重ねてきた伝統を重視しながらも、同時に、美術としての同時代性を追求する先進的な指導の下、より本質的な造形力に基づいた表現者としての真の創造性を、卒業制作を通して具現化できたかを第一に問う。

    ○ 明確なテーマ設定の下、個々の問題意識を起点に、独自の視点で表現を深化させることが出来たか。

    ○ 個々の作品における表現者としての強度を裏付ける基礎的な造形力や、具体的な技術・技法が習得されているか。

    ○ 展示を含めて社会との関係性を認識しながら、作品空間を構築し、創作上の主張が的確に発信されているか。

    63

  •  今の時代ほど芸術が必要とされている時代は、かつてなかったと言ってもよいでしょう。たしかに現代はいろいろな面で豊かになり、便利になっています。情報やものが溢れ、その欲望はとどまるところを知りません。その一方で、不安はふくらみ、社会の矛盾と混乱は今まで以上に増大しています。このようななかにあって、芸術はどのような役割をもつのでしょうか? 芸術はそうした問題の直接的な解決手段になるわけではありません。芸術は、むしろそれらの問題からもっと根源的なところまでさかのぼり、もうひとつの違ったやり方、もうひとつの違ったリアルさをさし示すのではないでしょうか。 絵もそのひとつです。それは、虚構で、夢や空想に近いものかも知れませんが、現代という時代を反映しています。「欲望」や「不安」や「希望」を反映しています。それらに共感することで私たちは今 “ここに生きている” ことを実感するのです。その意味で、絵は、私たちのありのままのすがたを映し出す “鏡” にほかなりません。いつの時代にも、かたちを変えながら存在し続け、問題が山積する現代でこそ、その意味を発揮するのだと思います。 絵を描くことは、単に造形の領域にとどまるものでもありません。絵を描くことで、そのなかにもうひとつの世界を見つけることが可能です。そのようにして私たちは想像の世界と現実の世界を行き来し、この世界にいる自分を発見するのです。油絵学科に入って絵を描くことには、そのような意味が含まれます。 では油絵学科は具体的にどんな科なのでしょう。私たちの科は、絵画を中心とし、そこから派生するさまざまな分野にも、表現の可能性として目を向けていく科です。ですから、絵を描く人はもちろんのこと、インスタレーション、パフォーマンス、映像などさまざまな制作をする人が集まっています。 その特徴は、一言でいえば、「多様性」です。美術の価値判断はけっしてひとつではありません。さまざまな考えをもった学生がいて、それぞれが自分の方向性を見つけようとしています。私たちはそのことを最も大切にしていきたいと考えています。 普段の対話や講評会を通じてちがった考えを知り、自分の位置や方向を見いだすことが重要です。作品を通してのそうした話し合いこそが、美術を狭い枠に閉じ込めないで、社会との「共生」や「つながり」をつくる第一歩になるのではないでしょうか。それは同時に、美術が本来もっている豊かさや、人と世界をつなぐ力を認識する第一歩にもなります。 まず絵を描く。そこから画家になる、美術家になる、版画家になる、美術教師になる、映像やアニメをやる、音楽をやる、農業をやる、料理家になる、ふつうの人になる、その他数えきれないほどの

    「社会とのつながり」が生まれてくるでしょう。そこに出ていくための、最も基本的(根源的)なもの、そのひとつが絵を描くことにほかならないのです。 このように、絵画を重層的にとらえ、あらゆる可能性を追求していこうというのが油絵学科の今の姿です。創作活動をつうじてそれぞれの学生が社会性を獲得し、広い意味での「表現者」となることを望んでいます。

    油絵専攻と版画専攻

     本学油絵学科は油絵専攻と版画専攻の二つの専攻によって成り立っています。 両専攻の関わりはまず、1、2年次に共通課題として専攻の枠を越えて同じ授業を受ける機会があります。また、2年次最後の授業の進級制作と3年次夏休み明けのコンクールは、両専攻合同で展示、講評まで行います。 さらに2年次終了時に希望者は専攻を変更することができます。本学には「転科」という試験を経て科を変更する制度がありますが、油絵学科内の「専攻変更」は所定の単位を取得していれば面接審査を経て専攻を変更することが可能です。

    油絵専攻 油絵専攻では絵画の制作を中心に授業がおこなわれます。また、立体、インスタレーション、映像、パフォーマンスなどさまざまな表現方法の中で、私たちにとって絵画とは何かを探っていきます。広く絵画の歴史的な背景を見据えながら、日々の制作の中で現代に生きる私たちの「絵画/美術」を、自分自身の問題としてとらえていってほしいと思います。

    64

  • 版画専攻 版画専攻では、まず広い視野に立って絵画表現の基礎力を習得するとともに、リトグラフ、銅版、シルクスクリーン、木版の各版種の基本的技法を身につけ、その上で版による表現の本質と可能性を追求します。一方で写真製版やデジタルプリント、さらには日々の進歩の著しいIT技術をも積極的に取り込みながら思考を展開させ、今を生きる我々の自己表現のメチエとしての版画のあり方を追求してゆきます。

    カリキュラムの流れ〈油絵専攻〉

    1年次 「みること、描くこと、それらの問い直し」 1年次のカリキュラムでは、ものをみること、あるいは何かを描くことの問い直しとしての基礎に重点をおいた授業がおこなわれます。 基礎といっても捉え方には、さまざまの差異があります。例えば静物や人体をじっくり観察し、それらを描くことからさまざまな絵画の基礎を学ぶというのは重要なことですし、浮かんでくるイメージをドローイングしてみることや、あるいは自分自身と自分の絵について、自分のことばでじっくり考えてみることも同様に重要な基礎のひとつです。いずれにしてもそこには“描くことって何だろう?”といった問い直しがあるはずで、画一的な基礎造形観のみではそれに対応することはできません。 学生はいくつかの選択課題のなかから今の自分に必要と思われるものを選択します。昨年のカリキュラムを例にとれば、「絵画基礎III―色彩について」の中には、無彩色に近い花器やビン等を机上に配し、特に色の出し方を自分なりに工夫、考察、実験し、その試行錯誤をとおして作品を作る「モランディの静物から」、絵具という物質が既成品であることから色彩について考える「レディメイドとしての色彩」などの課題があります。また「絵画基礎IV―空間について」では、デッサンなどで用いてきた遠近法的空間を脱構築し、複数の視点でモノを捉え、新たな空間表現というものを模索する「空間を創造する」、キャンバスの表面に描かれた空間だけではなく、そこに描かれてはいない外側の空間について考え制作する「描かれていない空間について」などの課題があります。これらはほんの一部ですが、こうした実験を通して学生は描くことやものをつくることの難しさと楽しさを発見していくのです。

    2年次 「客観的な視野ー絵画/美術」 1年次で「みること」「描くこと」を問い直したのは、いいかえれば改めて自分自身の制作について考えてみる、ということです。それに対して2年次ではより視野を広げ、客観的に自分の制作や「絵画/美術」をとらえ直すことが求められます。 もちろん作品を制作する上で、主観的な視点が重要なことはいうまでもありません。しかしこの時期にあえて客観的な視点を意識することは、単に視野を広げるだけでなく、自分らしさというものについて改めて考えるきっかけにもなるでしょう。 具体的な授業形態としては、各教員が提示するいくつかの課題の中から自由に選択していくスタイルは変わりませんが、そのいずれの課題にも様々なかたちで客観的な視点が関わってきます。 例えば絵画基礎Vの「みる ・ 描く・ 発見する」「絵画を再考する」などはそのわかりやすい例でしょう。それ以外にも「身体」「主題」といった単純に考えてしまえば個人的な問題の中に埋没してしまいがちな内容を、あえて広い視野に立って考えることで、深い内面性と表現を結びつけていってほしいと思います。 2年次最後の課題では進級制作として、それぞれが基礎課程で学んできたことから、自らの表現に向かう第一歩として、自由制作をし作品展示までおこないます。

    3年次 1、2年次ではまずはじめに教員から学生への問いかけがあったのに対し、3年次からは学生の自発的な制作からすべてはスタートする、といった方向の逆転があり、個々の作品は同じ教室の学生や教員の批評にもまれながら独自のものとなっていきます。また夏季休業あけに、油絵版画両専攻の3年生全員が作品を展示して全教員がそれぞれ選出した作品に賞を与えるコンクールを行い、自身の制作と作品を発表することとの相互関係を問い直します。 3年次からは、Aコース、Bコースの2コースに別れ、専門的な表現活動の準備段階に向かいます。[Aコース] まず表現対象と真摯に向き合うことが求められます。ものをよく見ることは自分自身を見つめるということでもあります。そこから派生するイメージの変容・構造など個人から生み出される今日的な

    65

  • 絵画の課題や可能性を追求していくコースです。[Bコース] 絵画とは何だろう?その根本的な意味を考え、絵画・立体・映像などさまざまなジャンルを柔軟にとらえ美術に対する考えを深めていきます。3年次は各教室をローテーションで4人の教員が担当し、4年次からは4つの個人クラスにわかれ制作を行います。

    4年次 4年次は後半の卒業制作にすべてが集約される、といっても過言ではありません。それは4年間の集大成といった意味だけでなく、学生から独立した制作者へ、つまり作家としての重要な第一歩であるからにほかなりません。またこの時期、卒業制作を通して教員と学生、また教室の学生どうしの深いコミュニケーションが生まれます。それは、学生相互の切磋琢磨する雰囲気とも重なり、制作内容の飛躍的な向上につながります。

    絵画組成室について

     絵画組成室では15、16そして17世紀の絵画技法を学びます。 絵画を物質的に成立させている材料の研究をするとともに、それらがどのような考え方に基づいて使われ、技法という形になっていったかを学んでいきます。 北方、イタリア両ルネサンスの風土生得的な技法の違いを識ることは、現在の私たちの思考の幅を拡げる為の大きな助けになるでしょうし、時代により、材料と表現が変遷していく姿を確認することで、その流れの先に各々の表現はより確かなものとなります。 絵画組成室での授業は古典技法を現在へと繋げる大事な基礎学習の場です。

    カリキュラムの流れ〈版画専攻〉

    1年次 今日の美術において、その表現方法は多岐にわたっています。版表現もその一つです。しかし、どのような表現方法であれ、その基礎という観点において、大きな差異があるとは考えていません。版画専攻でも、1年次では、ものを描くことを中心とした基礎的実習を主軸に、カリキュラム編成をしています。版に触れる事とデッサンやドローイング等による絵画制作を行き来しながら、それまでの画一的な造形観や方法論を揺さぶるような体験をしてください。造形総合科目についても同様です。版画技術の習得には時間がかかります。まずは、1年次では、じっくり版に対して身体的にかかわる事から、ものを創ることの本質的な喜びを発見して欲しいのです。

    2年次 抽象的な言い方になりますが、「しなやかな基礎力を身につける」ことを2年次の目標としています。そのために、版画の基本技法を身につけながら、美術について総合的に考察するカリキュラム編成がされています。版画専攻であっても、美術全体を見渡せることが重要なのです。そのような意味で、2年次のカリキュラムは、専門的に版画を専攻する前段階として、多くのことを学ばなければなりません。造形上での様々な葛藤が生じ、また、次第に独自の表現を模索しはじめる頃でもあります。いろいろな課題に積極的に取り組み、しっかりと基礎力を身につけてください。なお、2年次から3年次になる時に油絵専攻へ若干名の異動が認められます。

    3年次 3年次の前期は、木版、銅版、リトグラフ、シルクスクリーンの4版種をあらためて集中的に学びます。この期間は、技法の習得に焦点を当てた授業を行います。版画は、技術が伴わないと表現にならない場合が多いことも事実だからです。後期からは、4版種の中から1つを選択してさらに専門的な実習をしていきます。工房で他の学生と共用の機材を使用する事は、版画専攻の特徴のひとつにあげられます。工房には、学年を超えて同じ場で制作する学生間に緊密な関係が生じ、相互に刺激し影響しあうことによる創造的空気が満ちています。版による実習が増え、だんだんと技法についての習熟度が増すとともに、版画のおもしろさと難しさが分かってきます。より多くの実験的アプローチをしながら、

    66

  • 版に対する理解を深めてください。

    4年次 多様化した美術のなかで、版による表現領域も拡大しています。4年次は、卒業制作という形で、版画をどのように規定し解釈するかも含めて、それぞれの学生が自身の世界を提示しなければなりません。これまで積み重ねてきた経験が集大成して、さらに未来に向かう意欲が発露する、大変充実した制作が行われます。工房内が最もエネルギーを持つ時です。各学生は前期のはじめから卒業制作のプランを提示し、担当教員とのコミュニケーションをとりながら、作品内容から展示方法まで、次第に具体的にしていくのです。講評会は全教員によって行われます。また、前期には、同級生全員による版画集制作を行い、各人が一冊ずつ所有します。この授業科目は、版画専攻ならではといえるでしょう。

    教育課程

     油絵学科の教育課程は、各学科共通の文化総合科目と、造形総合科目、油絵学科の学科別科目から成り立っています。 卒業に必要な単位は、この授業科目区分ごとに定められています。自分の入学年度(学年)の単位構成をよく確認して、履修計画を立ててください。 なお、教職に関する科目を履修する場合と博物館に関する科目を履修する場合には、卒業に必要な単位との関係に十分注意しなくてはなりません。詳しくは、この『履修・学修ガイドブック』の「教職に関する科目」「博物館に関する科目」の項と、別に用意されている『教職課程ガイドブック』および『学芸員課程の履修について』をよく読んで履修計画を立ててください。

     また、次の科目の授業計画(シラバス)については、以下の通り参照してください。 ・「工芸制作Ⅰ」………共通デザイン研究室の頁

    履修上の注意事項

    ① 各授業科目区分の卒業所要最低単位を修得した上に、「自由選択枠」として、文化総合科目、造形総合科目Ⅱ類、他大学単位互換科目の中から選択して 24 単位を修得しなければなりません。また教職に関する科目および博物館に関する科目からも、あわせて 12 単位まではここに算入することができます。

    ② 文化総合科目・造形文化に関する科目群に開設されている「日本美術各論Ⅰ− 1 〜Ⅲ− 2」「日本美術史概説Ⅰ− 1 〜Ⅳ− 2」「西洋美術各論Ⅰ〜Ⅷ」「西洋美術史概論Ⅰ− 1 〜Ⅴ− 2」「東洋美術各論Ⅰ− 1 〜Ⅱ」「東洋美術史概論Ⅰ− 1 〜Ⅳ」の中から 8 単位以上を履修することが望ましい。

    67

  • 油絵学科[油絵専攻]/単位表平成 28 年度入学生(1 年生)

    学 年 1 2 3 4

    卒業所要最低単位

    進級単位 14 12 12 6

    科目区分 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位

    文化総合科目

    Ⅰ類 履修学年指定なし 24

    Ⅱ類 履修学年指定なし 16

    Ⅰ類またはⅡ類 履修学年指定なし 10

    造形専門科目

    造形総合科目

    Ⅰ類 必修 造形総合・デザインⅠ 2 造形総合・彫刻Ⅰ 2 4

    6

    選択必修

    造形総合・絵画Ⅱ 造形総合・彫刻Ⅱ 造形総合・デザインⅡ 造形総合・工芸Ⅱ造形総合・メディア表現Ⅱ

    22222

    2

    Ⅱ類 選択必修履修学年指定なし 2

    学科別科目

    Ⅰ類 必修 絵画基礎Ⅰ絵画基礎Ⅱ絵画基礎Ⅲ絵画基礎Ⅳ

    2222

    絵画基礎Ⅴ絵画基礎Ⅶ平面色彩構成工芸制作Ⅱ

    2222

    絵画実習Ⅰ絵画実習Ⅱ絵画実習Ⅲ絵画実習Ⅳ絵画実習Ⅴ絵画実習Ⅵ

    222222

    絵画実習Ⅶ絵画実習Ⅷ

    24

    34

    38

    選択必修

    造形基礎・選択 日本画造形基礎・選択 油絵造形基礎・選択 版画造形基礎・選択 彫刻Fundamental Subjects for Art and Design

    22222

    絵画基礎Ⅵ工芸制作Ⅰ

    22

    4

    Ⅱ類 選択

    Art & Communication Ⅰ 2Art & Communication Ⅱ 2Art & Communication Ⅲ− 1 1Art & Communication Ⅲ− 2 2

    0

    卒業制作 卒業制作 6 6

    自由選択枠各区分の最低所要単位を満たした上で、文化総合科目、造形総合科目Ⅱ類、他大学単位互換科目の中から選択履修(教職に関する科目、博物館に関する科目からあわせて 12 単位まで含めることができる)。

    22

    合     計 124

    2

    68

    2

    2

  • 油絵学科[油絵専攻]/単位表平成 27 年度入学生(2 年生)

    学 年 1 2 3 4

    卒業所要最低単位

    進級単位 14 12 12 6

    科目区分 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位

    文化総合科目

    Ⅰ類 履修学年指定なし 24

    Ⅱ類 履修学年指定なし 16

    Ⅰ類またはⅡ類 履修学年指定なし 10

    造形専門科目

    造形総合科目

    Ⅰ類 必修 造形総合・デザインⅠ 2 造形総合・彫刻Ⅰ 2 4

    6

    選択必修

    造形総合・絵画Ⅱ 造形総合・彫刻Ⅱ 造形総合・デザインⅡ 造形総合・工芸Ⅱ造形総合・メディア表現Ⅱ

    22222

    2

    Ⅱ類 選択必修履修学年指定なし 2

    学科別科目

    Ⅰ類 必修 絵画基礎Ⅰ絵画基礎Ⅱ絵画基礎Ⅲ絵画基礎Ⅳ

    2222

    絵画基礎Ⅴ絵画基礎Ⅶ平面色彩構成工芸制作Ⅱ

    2222

    絵画実習Ⅰ絵画実習Ⅱ絵画実習Ⅲ絵画実習Ⅳ絵画実習Ⅴ絵画実習Ⅵ

    222222

    絵画実習Ⅶ絵画実習Ⅷ

    24

    34

    38選択必修

    造形基礎・選択 日本画造形基礎・選択 油絵造形基礎・選択 版画造形基礎・選択 彫刻Fundamental Subjects for Art and Design

    22222

    絵画基礎Ⅵ工芸制作Ⅰ

    22

    4

    Ⅱ類 選択 Art & Communication Ⅰ 2Art & Communication Ⅱ 2 0

    卒業制作 卒業制作 6 6

    自由選択枠各区分の最低所要単位を満たした上で、文化総合科目、造形総合科目Ⅱ類、他大学単位互換科目の中から選択履修(教職に関する科目、博物館に関する科目からあわせて 12 単位まで含めることができる)。

    22

    合     計 124

    2

    69

    2

    2

  • 学 年 1 2 3 4

    卒業所要最低単位

    進級単位 14 12 12 6

    科目区分 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位

    文化総合科目

    Ⅰ類 履修学年指定なし 24

    Ⅱ類 履修学年指定なし 16

    Ⅰ類またはⅡ類 履修学年指定なし 10

    造形専門科目

    造形総合科目

    Ⅰ類 必修 造形総合・デザインⅠ 2 造形総合・彫刻Ⅰ 2 4

    6

    選択必修

    造形総合・絵画Ⅱ 造形総合・彫刻Ⅱ 造形総合・デザインⅡ 造形総合・工芸Ⅱ造形総合・メディア表現Ⅱ

    22222

    2

    Ⅱ類 選択必修履修学年指定なし 2

    学科別科目

    Ⅰ類 必修 絵画基礎Ⅰ絵画基礎Ⅱ絵画基礎Ⅲ絵画基礎Ⅳ

    2222

    絵画基礎Ⅴ絵画基礎Ⅶ平面色彩構成工芸制作Ⅱ

    2222

    絵画実習Ⅰ絵画実習Ⅱ絵画実習Ⅲ絵画実習Ⅳ絵画実習Ⅴ絵画実習Ⅵ

    222222

    絵画実習Ⅶ絵画実習Ⅷ

    24

    34

    38選択必修

    造形基礎・選択 日本画造形基礎・選択 油絵造形基礎・選択 版画造形基礎・選択 彫刻Fundamental Subjects for Art and Design

    22222

    絵画基礎Ⅵ工芸制作Ⅰ

    22

    4

    卒業制作 卒業制作 6 6

    自由選択枠各区分の最低所要単位を満たした上で、文化総合科目、造形総合科目Ⅱ類、他大学単位互換科目の中から選択履修(教職に関する科目、博物館に関する科目からあわせて 12 単位まで含めることができる)。

    22

    合     計 124

    2

    油絵学科[油絵専攻]/単位表平成 26 年度入学生(3 年生)

    70

    2

    2

  • 油絵学科[油絵専攻]/単位表平成 25 年度入学生(4 年生)

    学 年 1 2 3 4

    卒業所要最低単位

    進級単位 14 12 12 6

    科目区分 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位

    文化総合科目

    Ⅰ類 履修学年指定なし 24

    Ⅱ類 履修学年指定なし 16

    Ⅰ類またはⅡ類 履修学年指定なし 10

    造形専門科目

    造形総合科目

    Ⅰ類 必修 造形総合・デザインⅠ 2 造形総合・彫刻Ⅰ 2 4

    6

    選択必修

    造形総合・絵画Ⅱ 造形総合・彫刻Ⅱ 造形総合・デザインⅡ 造形総合・工芸Ⅱ造形総合・メディア表現Ⅱ

    22222

    2

    Ⅱ類 選択必修履修学年指定なし 2

    学科別科目

    Ⅰ類 必修 絵画基礎Ⅰ絵画基礎Ⅱ絵画基礎Ⅲ絵画基礎Ⅳ

    2222

    絵画基礎Ⅴ絵画基礎Ⅶ平面色彩構成工芸制作Ⅱ

    2222

    絵画実習Ⅰ絵画実習Ⅱ絵画実習Ⅲ絵画実習Ⅳ絵画実習Ⅴ絵画実習Ⅵ

    222222

    絵画実習Ⅶ絵画実習Ⅷ

    24

    34

    38選択必修

    造形基礎・選択 油絵造形基礎・選択 版画造形基礎・選択 彫刻

    222

    絵画基礎Ⅵ工芸制作Ⅰ

    22

    4

    卒業制作 卒業制作 6 6

    自由選択枠各区分の最低所要単位を満たした上で、文化総合科目、造形総合科目Ⅱ類、他大学単位互換科目の中から選択履修(教職に関する科目、博物館に関する科目からあわせて 12 単位まで含めることができる)。

    22

    合     計 124

    2

    2

    2

    71

  • 油絵学科[版画専攻]/単位表平成 28 年度入学生(1 年生)

    学 年 1 2 3 4

    卒業所要最低単位

    進級単位 14 12 12 6

    科目区分 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位

    文化総合科目

    Ⅰ類 履修学年指定なし 24

    Ⅱ類 履修学年指定なし 16

    Ⅰ類またはⅡ類 履修学年指定なし 10

    造形専門科目

    造形総合科目

    Ⅰ類 必修 造形総合・デザインⅠ 2 造形総合・彫刻Ⅰ 2 4

    6

    選択必修

    造形総合・絵画Ⅱ 造形総合・彫刻Ⅱ 造形総合・デザインⅡ 造形総合・工芸Ⅱ造形総合・メディア表現Ⅱ

    22222

    2

    Ⅱ類 選択必修履修学年指定なし 2

    学科別科目

    Ⅰ類 必修 絵画基礎Ⅰ絵画基礎Ⅱ絵画基礎Ⅲ絵画基礎Ⅳ

    2222

    絵画基礎Ⅴ絵画基礎Ⅶ平面色彩構成工芸制作Ⅱ

    2222

    版画実習Ⅰ版画実習Ⅱ版画実習Ⅲ版画実習Ⅳ版画実習Ⅴ版画実習Ⅵ

    222222

    版画実習Ⅶ版画実習Ⅷ

    24

    34

    38

    選択必修

    造形基礎・選択 日本画造形基礎・選択 油絵造形基礎・選択 版画造形基礎・選択 彫刻Fundamental Subjects for Art and Design

    22222

    絵画基礎Ⅵ工芸制作Ⅰ

    22

    4

    Ⅱ類 選択

    Art & Communication Ⅰ  2Art & Communication Ⅱ 2Art & Communication Ⅲ− 1 1Art & Communication Ⅲ− 2 2

    0

    卒業制作 卒業制作 6 6

    自由選択枠各区分の最低所要単位を満たした上で、文化総合科目、造形総合科目Ⅱ類、他大学単位互換科目の中から選択履修(教職に関する科目、博物館に関する科目からあわせて 12 単位まで含めることができる)。

    22

    合     計 124

    72

    2

    2

    2

  • 油絵学科[版画専攻]/単位表平成 27 年度入学生(2 年生)

    学 年 1 2 3 4

    卒業所要最低単位

    進級単位 14 12 12 6

    科目区分 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位

    文化総合科目

    Ⅰ類 履修学年指定なし 24

    Ⅱ類 履修学年指定なし 16

    Ⅰ類またはⅡ類 履修学年指定なし 10

    造形専門科目

    造形総合科目

    Ⅰ類 必修 造形総合・デザインⅠ 2 造形総合・彫刻Ⅰ 2 4

    6

    選択必修

    造形総合・絵画Ⅱ 造形総合・彫刻Ⅱ 造形総合・デザインⅡ 造形総合・工芸Ⅱ造形総合・メディア表現Ⅱ

    22222

    2

    Ⅱ類 選択必修履修学年指定なし 2

    学科別科目

    Ⅰ類 必修 絵画基礎Ⅰ絵画基礎Ⅱ絵画基礎Ⅲ絵画基礎Ⅳ

    2222

    絵画基礎Ⅴ絵画基礎Ⅶ平面色彩構成工芸制作Ⅱ

    2222

    版画実習Ⅰ版画実習Ⅱ版画実習Ⅲ版画実習Ⅳ版画実習Ⅴ版画実習Ⅵ

    222222

    版画実習Ⅶ版画実習Ⅷ

    24

    34

    38選択必修

    造形基礎・選択 日本画造形基礎・選択 油絵造形基礎・選択 版画造形基礎・選択 彫刻Fundamental Subjects for Art and Design

    22222

    絵画基礎Ⅵ工芸制作Ⅰ

    22

    4

    Ⅱ類 選択Art & Communication Ⅰ 2Art & Communication Ⅱ 2 0

    卒業制作 卒業制作 6 6

    自由選択枠各区分の最低所要単位を満たした上で、文化総合科目、造形総合科目Ⅱ類、他大学単位互換科目の中から選択履修(教職に関する科目、博物館に関する科目からあわせて 12 単位まで含めることができる)。

    22

    合     計 124

    73

    2

    2

    2

  • 油絵学科[版画専攻]/単位表平成 26 年度入学生(3 年生)

    学 年 1 2 3 4

    卒業所要最低単位

    進級単位 14 12 12 6

    科目区分 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位

    文化総合科目

    Ⅰ類 履修学年指定なし 24

    Ⅱ類 履修学年指定なし 16

    Ⅰ類またはⅡ類 履修学年指定なし 10

    造形専門科目

    造形総合科目

    Ⅰ類 必修 造形総合・デザインⅠ 2 造形総合・彫刻Ⅰ 2 4

    6

    選択必修

    造形総合・絵画Ⅱ 造形総合・彫刻Ⅱ 造形総合・デザインⅡ 造形総合・工芸Ⅱ造形総合・メディア表現Ⅱ

    22222

    2

    Ⅱ類 選択必修履修学年指定なし 2

    学科別科目

    Ⅰ類 必修 絵画基礎Ⅰ絵画基礎Ⅱ絵画基礎Ⅲ絵画基礎Ⅳ

    2222

    絵画基礎Ⅴ絵画基礎Ⅶ平面色彩構成工芸制作Ⅱ

    2222

    版画実習Ⅰ版画実習Ⅱ版画実習Ⅲ版画実習Ⅳ版画実習Ⅴ版画実習Ⅵ

    222222

    版画実習Ⅶ版画実習Ⅷ

    24

    34

    38選択必修

    造形基礎・選択 日本画造形基礎・選択 油絵造形基礎・選択 版画造形基礎・選択 彫刻Fundamental Subjects for Art and Design

    22222

    絵画基礎Ⅵ工芸制作Ⅰ

    22

    4

    卒業制作 卒業制作 6 6

    自由選択枠各区分の最低所要単位を満たした上で、文化総合科目、造形総合科目Ⅱ類、他大学単位互換科目の中から選択履修(教職に関する科目、博物館に関する科目からあわせて 12 単位まで含めることができる)。

    22

    合     計 124

    74

    2

    2

    2

  • 油絵学科[版画専攻]/単位表平成 25 年度入学生(4 年生)

    学 年 1 2 3 4

    卒業所要最低単位

    進級単位 14 12 12 6

    科目区分 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位 科目名 単位

    文化総合科目

    Ⅰ類 履修学年指定なし 24

    Ⅱ類 履修学年指定なし 16

    Ⅰ類またはⅡ類 履修学年指定なし 10

    造形専門科目

    造形総合科目

    Ⅰ類 必修 造形総合・デザインⅠ 2 造形総合・彫刻Ⅰ 2 4

    6

    選択必修

    造形総合・絵画Ⅱ 造形総合・彫刻Ⅱ 造形総合・デザインⅡ 造形総合・工芸Ⅱ造形総合・メディア表現Ⅱ

    22222

    2

    Ⅱ類 選択必修履修学年指定なし 2

    学科別科目

    Ⅰ類 必修 絵画基礎Ⅰ絵画基礎Ⅱ絵画基礎Ⅲ絵画基礎Ⅳ

    2222

    絵画基礎Ⅴ絵画基礎Ⅶ平面色彩構成工芸制作Ⅱ

    2222

    版画実習Ⅰ版画実習Ⅱ版画実習Ⅲ版画実習Ⅳ版画実習Ⅴ版画実習Ⅵ

    222222

    版画実習Ⅶ版画実習Ⅷ

    24

    34

    38選択必修

    造形基礎・選択 油絵造形基礎・選択 版画造形基礎・選択 彫刻

    222

    絵画基礎Ⅵ工芸制作Ⅰ

    22

    4

    卒業制作 卒業制作 6 6

    自由選択枠各区分の最低所要単位を満たした上で、文化総合科目、造形総合科目Ⅱ類、他大学単位互換科目の中から選択履修(教職に関する科目、博物館に関する科目からあわせて 12 単位まで含めることができる)。

    22

    合     計 124

    2

    75

    2

    2

  • 油絵学科(油絵専攻)絵画組成授業内容

    1 学年(必修)

    油絵学科以外の1 学年

    (選択必修)

    ●講義と実習による授業

    《材料・技法についての講義》A. 油彩画の構造――材料、技法についての講義 ●支持体 ●各種地塗り ●描画法 ●画用液について ●油絵具の組成と特性

    B. 水性絵具について ●テンペラ絵具の組成と特性 ●描画法 ●アクリル絵具の組成とその他の描画材 ●水彩画、フレスコ画法概説

    C. 技法史 ●テンペラ技法 ●イタリアルネッサンス絵画技法 ●北方ルネッサンス絵画技法 ● 17 世紀以降の諸絵画技法

    D. 絵画材料の有害性と法規制について

    造形総合科目Ⅰ類

    古典技法と表現 5期

    絵筆を執る者にとって、絵画とは物質との対話でもあります。物質の違いが技法の差異となり、それが表現と空間構造のなりたちに表裏一体のごとく関連しています。このような視点から古典絵画技法のなかから自らの制作につながる絵画技法を選び制作します。併せて物質的側面からみた技法と表現のながれを眼と手により関連づけてみる講座です。

    76

  • 2 学年(必修)

    3 学年(選択)

    ●実習、制作を主とした授業

    A. 絵画諸材料に関しての講義と油絵具製作実習B. 水性地と半油性地の製作実習C. ルネッサンスの混合技法  水性地にテンペラにより形象を浮きださせ 、 油彩を重層的に描く技法、また

    そこから派生した技法を学習する。

    ●各クラス毎の技法研究集中ゼミ

    <技法研究Ⅰ>

    <技法研究Ⅱ>「技法研究Ⅰ」で学習した内容をベースに、モデルを用いてオリジナル作品を制作する。

    A. 古典技法の研究 (テンペラ技法、 イタリアルネッサンス絵画技法 北方ルネッサンス絵画技法 フランドル派技法、 ヴェネツィア派技法)

    B. 近代、現代作家技法の研究   (下地の研究、下層描、彩色法、

    絵具材料、新素材の研究、  描画用液の研究、表現の研究)

    77

  • 〈油絵研究室〉

    赤塚祐二 世界は表現されたものにあふれています。そして私達はそれらを体験したり便利に使ってもいる。絵画を描くということもこれらと切り離せません。もちろん絵画の世界独特の技術や考えかた、物の見かたがあり、社会のなかで他にはない役割を果たしているのですが、懸命にやっていると、芸術活動をあまりに特別なものとして考えがちです。しかし他のジャンルや何げないことのなかにもたくさんのヒントがあります。リアルな現実にむかって何を打ち立てようとしているのか、目前の問題に困窮した時には静かにあたりを見回してみるのもよいかもしれません。

    遠藤彰子 想像力は無限ですが、現実に出来る事は限られています。私は、心に浮かんだイメージを形にするためには、基礎的な造形力や技術の習得が必要だと考えています。それは、脳内に湧き上がるイメージと現実との間には常に大きな隔たりがあり、その溝を埋めていくには必ずそれらのスキルが必要になるからです。 そして、考えながら制作し、発表し、そこで得た反応や結果を参考にしてまた考え、次の制作へと進んでいく…というような制作のサイクルを身に着けて欲しいと思います。いかに自分の思い描いたイメージに近づけるか、そしてそれをどのように相手に伝えるか。自分の限界に挑戦することによって、新たなる美術の地平を切り開いて欲しいと思います。

    樺山祐和 なぜ私達人間は描き作るのか。絵とは何なのか。現在、それを言い表す事は困難に思われる反面、アルタミラやラスコーの壁画、あるいは縄文式土器などを見れば、その意味は自明でとても簡単なように思えます。絵画の意味は繰り返し問い直され様々な考え方があるとしても、私たちの抱える漠然とした喪失感や不安感を打ち払い、活力をもたらしてくれるものが描き作る行為に他なりません。美術の力とは世界と自身の関係を明らかにし、そのつながりを太く丈夫なものにする事なのだと私は考えています。それは全身全霊で世界、絵画、自身と向き合うことによって可能になる事ではないでしょうか。向き合うという行為を獲得する事。体ごとの行為の繰り返しによって自身の眼を獲得すること。絵画は世界(外界)への眼差しと自身(内界)への眼差しとが出会い融合する場なのだと思います。

    小林孝亘 「三年先の稽古」という相撲の世界の言葉は、明日の一番に勝つためではなく、三年後に花が咲くための稽古をするという意味だそうです。関取よりもはるかに現役生活が長い芸術の世界では、単に技術の向上を目指すだけではなく、根気よく自身と向き合いながら、自分がやりたいこと、するべきことを見つけることが大切だと思います。自分とは異なった環境や考えを持った人々と出会う中で、様々な刺激を受けて切磋琢磨しながら、その年齢でしかできないことをやってほしいと思います。その積み重ねが、自分にとっての三年先の稽古として、長い目で自分自身を培っていくことになるのではないでしょうか?大学という場を共有しながら、少しでもその手助けができればと思います。

    長沢秀之 生きていくのはたいへんなことです。いつも目の前には強固な壁があり、システムとして立ちはだかっています。でも私たちひとりひとりは想像力を持つ存在です。見えないことを想像し、今ここにないこと、これから可能なことを想像するちからを持っています。この想像力こそが見えない壁やがんじがらめのシステムをブレイクスルーすることができるのです。 これは一種の術に近いもので美術、芸術の術とはそういうものです。皆さんは “美” や “芸” とともに生き抜く “術” を身につけるのです。と言っても大学は「ハリーポッター」のような魔術の学校ではありません。それはもっと現実的(リアル)なものです。幻想に遊ぶことはできませんが、うまくいけば世界の新たな次元を発見できるかもしれません。皆さんは絵をつくるなかで、すでに 2 次元と 3次元を行き来しています。(すごい!)その経験をヒントに世界を切り開いてください。

    袴田京太朗 私たちは戦わねばならない、ということです。相手は伝統でも流行でもなく、西洋でも東洋でも日本でもない。私たちが戦うべき相手とは盲信という怪物です。盲信。つまり何かを盲目的に信じ込み、ありもしない真理に身をゆだねてしまうこと。想像力を枯渇させ、妙に居心地のいい場所につなぎと

    教員からのメッセージ

    78

  • め腐敗させる、その盲信に対して。しかし涙ぐましい努力によって心の中の盲信の芽を冷静に摘み取りながら、私たちは情熱と欲望を持ち続けることができるでしょうか。若い人はしばしば盲信するが、そこから自力で抜け出すことができるのも、また若い人です。

    丸山直文 一般に美術と言うと、少し敷居の高いものに感じられますが、美術作品を作るということはけっして特別な行為ではありません。それは私達の社会を個人個人がどう見つめ、考えるかということを美術というフィールドで発言するものです。学生のみなさんには、美術というものを既成の概念で捉えるのではなく、日常の中での自由な発言の場として考えてもらえれば良いと思っています。

    水上泰財 現実は常に私たちの前にあります。それは洋々と若々しく、平穏なときばかりではなく、暗く、窮屈で恐ろしい場合もあるはずです。それでも絵画はいつの時代も現実に対し真摯に向き合ってきました。そして個人の力でそれを克服、もしくは共存してきました。 私はそれら現実と強く向き合った作品と出会った時、信じられない驚きや人間の可能性を感じます。 そしてそれらの多くが小さな積み重ねの上にできあがった個人の想いや技の結晶であることを考えた時、私たちのささやかな日常の営みや孤独がとても大切に思えるのです。 ゆっくりとじっくりとはじめてみませんか。

    木下晋 芸術作品における存在の価値や傾向が、目紛しくは変遷する暄しい現代社会の只中にあって、学びながら己れの才能と出会い自分の作品世界を確立させるのは至難のことと言わざるを得ない。まして、社会にはばたき、作品の創作発表活動で人生を成り立たせるのは、その厳しい精神力が問われるのである。己れの道を信じて歩む継続こそ力なりだろう。

    町田久美 学生時代は有限なのだと自覚してみると、もしや得られるものが倍になるかもしれません。最中にいる人間にはどうにかするとなかなか難儀なことかもしれませんが、どうぞ体力をつけて長旅に備えてください。続けていくつもりならば道は長いです。

    池田光弘 知らないこと、見たことのないもの、聞いたことのないもの、知らない人、行ったことのない場所、そんな自分の外側にあるものにたくさん触れてみてはいかがですか?

    石川卓磨 芸術には出口がありません。出口がないということは、絶望ではなくて、道がないということです。前に進むためには穴を掘るしか術はない。穴を掘ることは先が見えないなかで進むことです。なにが近道で、なにが遠回りなのか、どこの土が柔らかくて、どこが硬いのか。測れることもあれば、測れないこともある。道具は、ツルハシだけではないし、共同作業が必要かもしれない。やっていくなかで学べることがあり、さまざまな人たちの協力も得られるでしょう。ただ、誰かが出口を作ってくれるわけではありません。引き返すべきかもしれないし、引き返したことで遠のいてしまうかもしれない。何かを信じるということは、この不安のなかで初めて経験することができます。掘ることは、出来事を残すことの繰り返しです。それによって、いつか外に出られるかもしれない。そして、振り返れば、そこには道ができ、いつのまにか蟻の巣のようなものを作っているかもしれません。

    泉原昭人 わたしは、アニメーション制作の全工程をパソコンで行っていますが、それでも10分にも満たない作品を完成させるまでに、約二年の時間を要します。 時間をかければ良い作品が生まれるとは限りませんが、学生のみなさんには急いで結果を出す事を目的にせず、じっくりと自分なりの答えを探す時間を持ってほしいと思います。

    岩熊力也 かちかち山のタヌキは何故かくも愚直にウサギの言葉を信じ続け、あげく泥の舟で沈められなければならなかったのか。確かに物語の初めにタヌキは罪を犯しているが、後半における疑うことを知ら

    79

  • ぬその姿は哀れみを誘う。そこにあるのはウサギへの憧れだろうか、自らの罪の意識やコンプレックスも隠されているのだろうか。 近代日本美術は伝統を振り捨ててでも西洋への憧れを追い続けた。だが当の近代西洋美術も伝統をせっせと破壊していたのだから二重に私たちは大地から足を離してしまったわけだ。いまだにこの島国で美術はわからないと語る人の多いのも、人々の実感する大地に足をおろすことが難しくなってしまったせいかもしれない。見渡せば足のない幽霊がいっぱいいるのだ。 あなたの目指す美術は人々を教え導くウサギタイプだろうか、それとも自分の信じるものをとことん追いかけてゆくタヌキタイプだろうか。だが、泥の舟(他人の舟)への乗船は拒否しようじゃないか。舟は自分で造らなければならない。

    金田実生 作品をつくり始めるきっかけは、どこにあってもどこから始まっても良いと思っています。 みつけたものが、人からすればささいなこと、逆に、壮大すぎて手に負えそうになくても、あるいは本人でさえ吹き出してしまうほどバカバカしいことだとしても。それを自分が真に受けて、まずは向き合ってみることで、単なるきっかけが形を成して育っていくことになる。期待外れをくり返して探り続けることになる。それは必要なやりとりで、切り開いて展開していくことであり、つくり続ける悦びにも結びついていくように思えます。 自分が考えていることを見てみたい。そんな捉え方で軽々と世界を広げていってほしいと思います。

    小林耕平 「打ち合わせをしましょう。」いきなり打ち合わせと言われてもと思われるかもしれません。ぼくは作品が作れなくなると、何人か集めて打ち合わせます。特に何をしたいわけでもないので、「映画でも作りたいなー」みたいな漠然としたことを言ってみたりします。するとそれをきっかけにして、最近観た映画の話になり「群像劇作りたい」「空から大量のカエルが降ってきた映画を見た」など、自分の能力を棚上げし、互いに見てみたいイメージをどんどん口に出してみたりします。当然のことながら、相手がいるので自分のイメージを言葉にするのにも工夫が必要です。また相手に何を考えてもらいたいのか?相手が何を考えているのか?自分以上に相手について考えはじめます。そのことは既に自分の能力の外側に立たされているのであり、上手くいけば自分の能力をはるかに超えた作品ができる可能性あります。みなさんと「打ち合わせ」をすることを楽しみにしています。

    佐藤万絵子 美術大学のなかのアトリエ。それは、あらゆる意味で外部から守られた場所です。そのことに苦しむときも、あるかもしれません。たとえば私の場合は、「自分は今、学生という肩書きで、美術大学の壁の内側で、社会から頑丈に守られながら制作している。」という、ずるさの感覚にさいなまれつつ、「この壁の内側で社会に守られているからこそ、探究に打ちこめるのだ。」と肯定するという様な、制作する足元の矛盾への自問から逃れられませんでした。でも、美大生の肩書も抜けて、美術大学の壁の外側で描き、発表し続けている現在、自分と絵とそのまわりの状況を背負い続けることにくじけそうな時、自分の絵の在り様を支える動機として、崩れない核としてあるものが、「社会から守られていた学生の時の制作体験」だったのです。 ここには、学生として制作することのくるしみがあり、常に作品への視線と批判の声があります。それと同時にここは、守られている最後の場所で、そして、はだかになれる最初の場所かもしれません。自分にしか感じとれない制作体験の瞬間を、勇気を出して、受けとめていただければと思います。疑うことは、きっと、後からでも出来るので。

    竹内一 絵画は人の心を動かす事が出来ます。人の心に作用する力を持っています。即ち鑑賞者を感動させる力を持っているという事です。そして絵画は色々な状況や方法で人の心に響きます。ある時は作家の意思を持った絵画自身の表現力で、ある時にはその作品が在る事でその空間を司り空気を変えて、観る人の心に浸透して行く。それらを自覚して描く、意識して創り続ける事はとても大切なことです。 ものを創り始め表現を探り出した学生時代に、色々なものを吸収して育む。表現を見付け、充実させる事はとても大切な時間と空間です。まずはたくさん描く、たくさん観る、たくさん感動する。そして自分自身の表現を見付け、必要な技術力を身に着け磨く。その表現者としての基礎を造る過程において、どんな人々に、どんな空間で、どのような内容を伝えるのかという意識を加えて下さい。観る人に伝えるものを研ぎすますことも、この時期に意識する大切な事なのです。

    80

  • 玉虫良次 「人」が制作するのであれば、人の周りにある様々なもの(時代、家族、故郷、生まれ、住んでいる所、してきた事、記憶)を通して作られます。人が何を考え、何を見、何を読み、何を食べ、何を聞き、・・・制作していくかが、その作品のリアリティーとなるはずです。100年前と同じものを描いても今の作品になるのは、今の生活を通して生まれるからです。できれば多くの鑑賞者の目も育ってほしいと思いますが、子どもも、中高生も、年寄りも、多くの年齢のどんな「人」が観ても引っかかるものが生まれていくために、今 生活して制作すべきと思います。 『袖すりあうも他生の縁』 たまたますれ違っただけの人達も、後々の制作にどんな形でも何かが効いてくるはずです。

    永山裕子 絵を描くことは、女子の場合 技術的にも 感覚的にも 20代前半がピークです。一方 男子は ゆっくり延びていき 生涯をかけて自分の仕事を模索します。もちろん100% 当てはまるわけではありませんが。 即物的な女子は 完成の鋭い作品を次々に産み出しますが、大学を出てからは次第に制作から遠ざかっていくというのが本当のところです。それがいけないと言うことではなく「20歳の頃は絵がうまかったのよ」と言ってみても なんの説得力もないのだから しなやかに したたかに続けていってほしいと願っているわけです。 私も学生の頃に「50歳まで続けてごらん、そしたらわかることがある」と言われました。紆余曲折ありましたが、今 その歳になってみてわかったのは 「まだこれからだ」ということです。でもこれは私自身に かなり説得力があります。 座右の銘は「死ぬこと以外 かすり傷」よろしくお願いいたします。

    保坂毅 芸術かそれ以外かを問わず、多様な考え方や出来事に出会うこと無しには創造力は培われないと思います。また、多様な考え方や出来事に出会うためには想像力と行動力が必要です。その出会いは往往に突然やってくるので、時には呆然と立ち尽くしたり、想像力や知識の不足で早とちりや勘違いをすることもあるかもしれませんが、おおいに恥をかきながら自分の経験として蓄積していきましょう。大学はその練習が気楽にできる場所なのではないかと思います。

    細川貴司 一つのことを形にしていくには自身の考えを成長させる事が大切だ。「省察は髭のようなものです。成長しないと生えてこない。」絵も同じようなものです。 日常の思いや考えを成長させないと表現は生まれて来ないと思います。どこに興味を持ったのか、或いは意味を見い出せ無くても、閃きや感覚に引っかかるものや偶然出会ったものを具体的に考えることを怠ってはならない。 それは楽しいことである。表現のヒントは身近にあるのだけれど、見つからないのでは無く見えていないことの方が多い。美術とは自己と物事の関連を形にすること。良いと想像出来ることや考えたりする事を形にすること、そして全身全霊で制作に向かいましょう。

    増田常徳 芸術という奴は、不可思議な魅力を醸す魔物の様なものだと思っております。キャンバスの闇の中から目の前に掴めるほどに姿を見せ、掴もうと身をのりだすと、スーと闇の中に消えてゆきます。そのような答えが見え隠れする現象に誘惑され、問題提起されます。創作の過程で絶えず起きる問題に答えを求め、思考し、更なる創作が始まります。この行為は繰り返しではなく、連続性によるものです。芸術という創造への可能性は、実践による “連続性の思考” によって引き出されると思われます。 即ち “連続性の思考” は個々の身体に流れる「血の覚醒」を促し、その血の中の才能(創造主)を目覚めさせることになると考えます。(上記に対して興味や質問がありましたら、個々にお応えいたします)

    箕輪亜希子 私は表現方法として絵画というものを一度も選んだことがありません。そんな私がこの学科で非常勤講師をすることがどのような意味をもってくるのか、それは皆さんと過ごす中で形づくられてくるものだと思います。時に異物を取り込みながら、ふてぶてしく成長して下さい。

    81

  • 山本一弥 沸き起こっては消えていく、自分の感覚を逃さないで下さい。 悲しみや怒り、恥ずかしさや嬉しさ、なぜか好きとか嫌いとか、何気ない事で生まれる小さな感情を捕まえ、掘り下げてみてください。それは強力な武器になるはずです。

    吉岡正人 私が武蔵美の学生だったころ、大学のカリキュラムはほとんど全て人体立ちポーズだった。裸婦実習に食傷していた私は、二年生の終わりに自ら年間のカリキュラムを作り、当時の主任教授の中間冊夫先生に提案して、「君は人体を美しいと思わないのか!」とものすごく怒られたことがあった。しかし、中間先生はそんな私を自宅に招いてくれたり、いろいろお話をする機会をくれた。横地康国先生にはいつも一人でお話を伺いに出向き、その度に夕食をご馳走になった。長い時間、食事をしながら話した内容は、絵のことより人生についてが多かったと思う。当時の先生方はみな懐が深かった。おかげで、私のような者でも何とか育ったのだと思う。今回、武蔵美で教鞭を執ることになった。母校で教鞭を執ることができるのは本当に嬉しい。嬉しくて仕方がないが、私は私の先生方のように学生を育てられるのだろうか。まず、信頼を得なくてはと思う。

    82

  • 〈絵画組成室〉

    川口起美雄 描画材を識ること。思考の基本を形づくること。たったそれだけと思われるかもしれませんが、始まりはそこからです。あなたたちが自覚を持って表現していく核となるものです。 絵画技術を習得したからといって、良い作品が生まれる筈もないのですが、先人たちの良い作品には必ず「技法」があると言われます。この技法とは技術に、方向としての思考が加わってはじめて成立しうるものなのです。

    小尾修 絵画の歴史を見ていくとき、画家たちの表現に対する飽くなき欲求が新たな素材を産み、またいったん使われ始めた素材の特性が画家たちの表現や美意識にまでも影響をもたらすという相互関係を見て取ることができます。「何を描くか」と、「如何に描くか」とはそれほど密接に関わりをもつものです。4年間という短い期間の間、自身の中にある切なるものとそれを可視化させる素材との対話の中で、何か自分なりの確かな手ごたえをつかんでもらいたいと思います。

    塩谷亮 レオナルド・ダ・ヴィンチは乾燥の遅い油彩を使用することで、スフマートによる自然描法を徹底追及しました。同時代、ボッティチェッリは油彩の流行に背を向け、流麗な線表現と明るい色面を求めてテンペラに拘りました。 「表現」と「技法」の一致、これは自分の思いをかたちにしていく上で大切なことであり、両者は等価なものであるべきと考えます。 温故知新、「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」ことを願っています。

    83

  • 〈版画研究室〉

    池田良二(版画) 満九十歳を迎えようとしたある老学者が、「すべては夢のように思われる。しかしその夢は、たしかに現実に連なっている」と記した文章に触れた時、「絵を描いて他者に何かを伝えよう」と思った私自身の青春の夢に、改めて、忠実でありたいと思いました。夢を描き続けることは、呼吸し続けることです。夢を持ちながら鍛錬を積み重ねることで崇高な感覚が養われ、そこから『創造の精神』へと結びつくと思うのです。

    遠藤竜太(版画) 版画の真の面白さは、版を介在して制作することで自分でも気がつかなかった面が表出しやすくなることです。版の振る舞いに感性を働かせておくと何かしら新しい発見があります。また、版画で制作していくうえで技術の習得はとても重要なことですが、一方それに腐心しすぎることで表現を狭いものにしてしまう危険も孕んでいます。そのことを意識しながら、一つ一つの科目の中で、表現する行為について総合的に考察することを望んでいます。そのように版画を大きく捉えて取り組めば、版のもつ特性や制約が独自な表現につながると信じています。

    高浜利也(版画、絵画) 絵を描く力というのは作品をつくるだけでなく、自分自身が描きつづけられる状況、環境に身を置く術(すべ)も含めてという気がします。すべてが満たされ、整うことはほぼありえません。制作の動機はもちろん、お金のことや、家庭のこと、精神的なこと、それに時間…。いつも何かしら欠けてしまうのが現実です。特に、卒業後、社会に出たあと、生きるための糧を得ながら制作を全うするのは、物心両面で至難の業であり、時にはいろんな意味で一定の枠からはみ出る覚悟、決断を迫られることさえあります。 どこまで現実を受け入れ、腹を括ることができるのか。 そこのところを自分である程度、見極めるのも、学生のうちにすべき大切なことのひとつだと私は強く思います。

    木村友香(リトグラフ) いろんなことを一生懸命勉強してください。

    鈴木吐志哉(木版) 木を彫り、紙にバレンで摺るという原始的とも言える木版画の技法はシンプルであるがゆえに様々な展開が可能です。木版画は基本的に凸版形式の版表現です。 木を彫って彫り残した部分に絵の具やインクを着けて紙に摺り取れば成立する版形式です。 木を彫らなくても指にインクを着けて紙に押さえつければ指紋が紙に記される筈です。 それも立派な凸版画と言えるでしょう。 また一方で江戸時代中期以降に全盛を迎える錦絵 ( 浮世絵 ) は水性木版画のひとつの頂点と言えます。現代でも使われている水性木版画の技法は基本的にその時代に確立されたと言っても過言ではありません。このように非常に表現の幅の広い版種であると言えます。 木という物質に彫刻刀に限らずに様々な素材でぶつかって自分の新しい表現を探して下さい。 木版画 1200 年以上の歴史は必ずその表現を受け止めてくれるものと信じています。

    鷹野健(シルクスクリーン) 私は幼いこどもを見ていてつくづく羨望してしまう。彼らは色々なものをよく観察し、周りの様々な人間の話をよく聞き、それらの情報を忘れずにつなぎ合わせて解釈していく。世の中のほとんどの親が感心するであろう、『雨ニモマケズ』の一節のようなこどもの時間は、上手く自分の感情を表現できないことを含めて、とても豊かなまなざしに支えられているように思う。 情報に覆われた社会の中で、価値の見えにくいものをつくりだしていくという大学での時間が、「自分はどんな事であったら真摯に向き合えるのか」を探していく時間だとしたら、私は、こどものまなざしを思わずにはいられない。

    84

  • 武田律子(シルクスクリーン) 版画は、描画と同じく古い歴史のある視覚表現であり、造形方法です。例えばスクリーン・プリント(孔版)の原理は、原始の洞穴壁画にも見られます。壁に掌を押し当て、上から絵の具を塗ったり吹きつけたりした手形ですが、それは掌をスクリーンとする版画の登場でした。 一方で版画は、現代の先端的な場面に登場する技術であり、概念でもあります。例えば近ごろ話題の3Dプリンターは、まさにプリントという原理で立体を複製する装置です。版画とは何か、その仕組みを捉え直した新たな視覚表現や造形方法が切り開かれています。 具象にしろ抽象にしろ、表すべきものを初めに決め、それに必要な道具や材料や色や形を揃えて組み立てる。この思考が版画です。何となく描いていたらこんな絵ができたとか、お気に入りの色や形が現れてきたというような作品を目指す人には、版画は向きません。 しかし、新しい作品とは何かを探し求める人にとって、原始の昔から現代に至るまで長い文脈で語りうる版画の習得は、貴重な糧になります。技術の修練は無論、版画とは何かという古くて新しい概念や思考も、学生の皆さんと一緒に磨き抜いていければ…と思います。

    常田泰由(木版) 版画をやっていて面白いのは、やはり版から絵が離れる瞬間です。ここにある版からどんな絵が生まれるのか、想像していたものなのか、そうでないものが出来るのか。そんなとき「今見ヨ、イツ見ルモ」という柳宗悦の言葉を思いだすことがあります。思い込みを捨てて、客観的に、新鮮な気持ちで見ること、そして、作ること、学ぶことの大切さを感じています。

    ながさわたかひろ(銅版) ここにたくさん先生方の名前が載っていますが、皆さんはそのうち何人知っていますか?全然知らなかったりしませんか?まずはそこ、調べるところから始めてみてはいかがでしょう?何も考えず当てずっぽうに選択して、授業が始まり「へたこいた〜」ってこと、少なくないです。苦痛な課題にひと月取り組むなんて、リスクは回避して、有意義な学生生活を送りましょうね!

    堀藍(銅版) 表現活動をするうえで大切なことは、自分自身の目で見ることです。 自分の身の回りや、世の中の事象に敏感になることです。 日々、感動したり、疑問に思ったりすることが、作品づくりに繋がります。 なるべくたくさんのことに触れ、感じ、考え、自分の世界を広げていってください。

    元田久治(リトグラフ) 版画は版を介する事で直接描く事とは違ったニュアンスが出る所に魅力を感じます。近年、様々な表現方法がある中でこの版の特性を自身の表現に取り入れる事は非常に有効であり、武器になります。

    85

  • 後期補講週間

     祝日

    12/23は補講日

    外国人・帰国生編入学試験

    月 平成28年4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平成29年1月 2~3月

    11〜16

    4〜9

    18〜23

    25〜30

    2〜7

    9〜14

    16〜21

    23〜28

    30〜4

    6〜11

    13〜18

    20〜25

    27〜2

    4〜9

    11〜16

    18

    23

    7/ 25〜

    9/3

    5〜10

    12〜17

    19〜24

    26〜1

    3〜8

    10〜15

    17〜22

    10/24〜

    11/5

    7〜12

    14〜19

    21〜26

    28〜3

    5〜10

    12〜17

    12/26〜

    1/ 7

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14

    15

    日19〜24

    1/30〜

    3/ 31

    9〜14

    16〜21

    授業週 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

    前期授業開始

    /11

    前期授業終了

    /9

    オープンキャンパス

    /12・13

    前期補講週間

    科目履修登録

    オリエンテーション週間

    入学式

    /4

    祝日

    /3〜5

    祝日

    /29

    /18は試験日

    前期定期試験週間

    夏季休業 修正

    履修登録

    /9

    後期授業開始

    /5

    祝日

    /19・22

    公募推薦入試

    11/19・

    20

    祝日

    11/23

    後期授業終了

    12/17

    29 30

    祝日

    10/10

    大学院入試

    10/16

    ● オリエンテーション週間 4/4~9 ● 祭典 10/29~10/31 ● 卒制展 1/19~22

    ● 夏期スクーリング 7/22~8/28     (鷹の台校:7/26~8/21)

    ● 冬期スクーリング 12/10~16

     目

     位

    後期定期試験週間

    1/10〜14

    23〜28

    大学院入試

    1/25・26

    期 4期 5期 6期 7期1期 2期 3期

    芸術祭活動

    休講11/4

    5

    10/24は平常授業

    卒業制作・論文(提出・採点)

    祝日3/20

    卒業式3/18

    博士入試2/27・28

    学部入試2/3〜11

     

    冬季休業

    12/27〜1/7

    教育実習

    祝日

    1/9

    後期定期試験日

    12/26

    木版

    造形総合・デザイン�

    造形総合デザインⅠ

    造形総合デザインⅠ

    選択版画

    シルクスクリーン

    選択版画

    造形総合I類選択必修

    絵画基礎 Ⅰ

    〈人間を描く〉 デッサン

    〈人間を描く〉 油彩

    絵画組成

    〈みる・ふれる〉

    〈みる・ふれる〉

    絵画基礎 Ⅱ 絵画基礎 Ⅲ 絵画基礎 Ⅳ

    〈色彩について〉

    〈空間について〉

    1

     年

     (I限・II限)

    28

     年

    〈造形総合科目〉 I類必修 造形総合・デザインⅠ

    I類選択必修

    〈学科別科目〉 I類必修 絵画基礎 Ⅰ (絵画組成を含む) 絵画基礎 Ⅱ 絵画基礎 Ⅲ 絵画基礎 Ⅳ

    I類選択必修 造形基礎・選択 日本画 造形基礎・選択 油絵 造形基礎・選択 版画 造形基礎・選択 彫刻 Fundamental Subjects for Art and Design

    Ⅱ類 選択 Art & Communication Ⅰ Art & Communication Ⅱ

    2

    2

    2

    222

    (2)(2)(2)(2)(2)

    (2)(2)

    計 14

    専門科目 必修

    専門科目 選択必修/選択

    造形総合科目

    造形専門科目教育課程表

    (1年) 油絵専攻

    造形基礎・選択

    木曜3・4限

    Art & Communication Ⅰ

    木曜3・4限

    Art & Communication Ⅱ

    86

  • 後期補講週間

     祝日

    12/23は補講日

    外国人・帰国生編入学試験

    月 平成28年4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平成29年1月 2~3月

    11〜16

    4〜9

    18〜23

    25〜30

    2〜7

    9〜14

    16〜21

    23〜28

    30〜4

    6〜11

    13〜18

    20〜25

    27〜2

    4〜9

    11〜16

    18

    23

    7/ 25〜

    9/3

    5〜10

    12〜17

    19〜24

    26〜1

    3〜8

    10〜15

    17〜22

    10/24〜

    11/5

    7〜12

    14〜19

    21〜26

    28〜3

    5〜10

    12〜17

    12/26〜

    1/ 7

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14

    15

    日19〜24

    1/30〜

    3/ 31

    9〜14

    16〜21

    授業週 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

    前期授業開始

    /11

    前期授業終了

    /9

    オープンキャンパス

    /12・13

    前期補講週間

    科目履修登録

    オリエンテーション週間

    入学式

    /4

    祝日

    /3〜5

    祝日

    /29

    /18は試験日

    前期定期試験週間

    夏季休業 修正

    履修登録

    /9

    後期授業開始

    /5

    祝日

    /19・22

    公募推薦入試

    11/19・

    20

    祝日

    11/23

    後期授業終了

    12/17

    29 30

    祝日

    10/10

    大学院入試

    10/16

    ● オリエンテーション週間 4/4~9 ● 祭典 10/29~10/31 ● 卒制展 1/19~22

    ● 夏期スクーリング 7/22~8/28     (鷹の台校:7/26~8/21)

    ● 冬期スクーリング 12/10~16

     目

     位

    後期定期試験週間 1/10〜14

    23〜28

    大学院入試

    1/25・26

    期 4期 5期 6期 7期1期 2期 3期

    芸術祭活動

    休講11/4

    5

    10/24は平常授業

    卒業制作・論文(提出・採点)

    祝日3/20

    卒業式3/18

    博士入試2/27・28

    学部入試2/3〜11

     

    冬季休業

    12/27〜1/7

    教育実習

    祝日

    1/9

    後期定期試験日

    12/26

    木版

    造形総合・デザイン�

    造形総合デザインⅠ

    造形総合デザインⅠ

    選択版画

    シルクスクリーン

    選択版画

    造形総合I類選択必修

    絵画基礎 Ⅰ

    〈人間を描く〉�